今、多くの日本語学校で通常の授業とは別に行っているのが、受験対策です。
EJUの科目に加え、TOEIC・TOEFL対策や小論文対策。
日本語学校で働いている日本語教師の皆さん、小論文対策はきちんとできていますか。

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小論文は作文ではないので、通常の日本語のクラスではカバーしきれないのですよね。
大学によっては日本人とほぼ同じ内容です。
ですから、高校生が手にする小論文の参考書での勉強が必要です。

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外国人の入試は日本人とは違うからと言う日本語教師の方々がいらっしゃいますが、その方々は本当に問題を見たことがあるのでしょうか。
大学に行けばもらえる入試問題を、取り寄せることすらしていないのではないでしょうか。
例えば「日本語」と受験科目にあっても、日本語能力試験タイプの試験の大学もありますが、高校現代文タイプの大学もあります。多くの大学が現役高校生を対象とした特別選抜入試とほぼ同時期に試験を行うのですから、試験問題も似たようなものになることがあるということです。

外国人は大学に簡単に入れる?
いえ、募集若干名のところに何十人も願書を出すのです。
日本語がそこそこできるのになかなか合格通知がもらえず、年明けの二次募集、三次募集でやっと決まったような人が、みなさんの学校にもいるはずです。
EJUで同じような点数を取った人達が集まって、試験を受けるのですから、数点の差で落ちてしまいます。
そして、入学試験は日本語能力試験ではありません。大学によって傾向が違うのですから。
昨年、過去問を取り寄せなかったのでしたら、ぜひ今年は取り寄せて研究してください。

数年前、私の教えた人に東京外語大を受験した人がいました。入試に日本史と現代文が必要だったため、過去問と高校生の使う大学入試問題集で勉強しました。12月の日本語能力試験は受けませんでした。7月の試験でN1に合格していたし、その後の時間は全て入試対策に使っていたからです。そして、無事、合格できました。

簡単に入れる大学は日本人のいないような大学です。
そんなところに、担当している学生を送り込んでいいのですか。
解散が決まった創造学園大学は、ほとんどが中国人留学生でした。
日本語教師は、時に学習者の人生を変えてしまうことをしているのです。

有名私立は6月のEJUの結果を待って、すぐに願書受付が始まります。
大学入学を希望している学生には、精いっぱい受験勉強をさせてください。日本語能力試験の勉強は必要ありません。
学生たちがいい大学に入れるように手助けできるのは、日本語学校の日本語教師です。

そして、これからも日本語学校で働きたいのでしたら、きちんと進学指導ができるような日本語教師になりましょう。